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民族の矜持を踏みにじる…NHKこそ「人間動物園」ではないのか(産経新聞)

 【安藤慶太が斬る】迷走を続ける鳩山内閣の新たな火種が「口蹄(こうてい)疫」への対応である。地元、宮崎県で奔走を続ける東国原英夫知事の血相を変えた真剣な表情とは対照的に、赤松広隆農水相はじめ関係者の表情からは、こうした農家の痛恨を正面から受け止めた厳粛さが伝わってこないのである。

 殺処分を進めて被害の拡大を抑える判断に今は合理性があるといわざるを得ないが、果たして不要不急の外遊に出かけたうえに、選挙応援の街頭で赤松農水相は「口蹄疫ってのはね、人には害がないんです」などと発言したそうである(週刊文春5月27日号)。今に至ってもどこがおかしいのか、といいたげにしか見えない赤松農水相の対応は誰が見ても「?」である。

 ■裁判史上最大規模

 さて、今日の本題はこれではない。先週の金曜日の14日、東京地裁で開かれたNHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー アジアの“一等国”」をめぐる訴訟についてである。

 昨年4月5日に放送された同番組をめぐっては、取材を受けた台湾少数民族・パイワン族や視聴者ら計約1万300人が、番組内容に偏向・歪曲(わいきょく)があったとしてNHKに計約1億1千万円の損害賠償を求めている。

 その第二回の口頭弁論でパイワン族男性が「パイワン族の名誉を徹底的に傷つける放送で、決して許すことはできない」と意見陳述したのである。

 1万300人もの原告数というのはどうやら、日本の裁判史上最大の規模とされている。米軍基地をめぐる騒音や公害など過去様々な事案で原告数がふくらんだ訴訟はあったが、それを上回る規模である。

 ■日本は台湾と戦争はしていない

 俎上(そじょう)にのぼっている番組の問題点を簡単におさらいしておく。番組全体に日本を貶(おとし)める意図があったのではないか、取材した関係者のコメントのうち、自分たちの番組の企画に沿った部分のみが取り上げられ、恣意(しい)的な番組づくりが行われたのではないか−という包括的な疑義があったうえで、「日台戦争」「人間動物園」といった番組で使用された言葉が問題視されている。

 このうち、「日台戦争」という言葉は以下のように使われた。

 《日本軍に対し、台湾人の抵抗は激しさを増していきます。戦いは全土に広がり、のちに「日台戦争」と呼ばれる規模へと拡大していきます》

 台湾と日本の間に戦争をした事実はない。出演した台湾人からも「先住民族の抵抗なら治安の悪化だ」「戦争は言い過ぎ。NHKの誤り」などと抗議があがっている。

 NHKは「日台戦争」という言葉について、日本の大学教授らが使っていると根拠を挙げた。しかし、「平成に入って用いられた造語。確かに『日台戦争』という言葉を一部の大学教授が使っているが原典は戦争の定義もしておらず、治安回復のための掃討戦に過ぎない」(日本李登輝友の会関係者)という。

 ■なぜ問題視されるのか

 学者の造語を番組で使っていけないのか、という人もいるかもしれない。これは若干、説明を要する。

 近現代史をめぐって戦後主要な論点となった「南京事件」「慰安婦」「戦時徴用」などの歴史用語は、いずれも「南京大虐殺」「従軍慰安婦」「強制連行」など、日本を誇大に貶める用語が作り出され、それが喧伝(けんでん)されてきた歴史がある。これらの言葉の源流は、はじめはメディアの報道だったり、小説に始まったものだったりする。学者の造語などをメディアが無造作に使い、教科書に掲載され、入学試験を通じて浸透していくなかでやがて疑うことの許されない事実と化し、取り返しのつかない外交問題にされた。

 学者の造語をすべて否定しているわけではないが、とりわけ近現代史をめぐってわが国を貶める歴史造語が生まれていることも事実である。こうした造語にどれだけわが国が振り回され、すさまじい税金がつぎ込まれ、私たち日本人の名誉が貶められ、国益が棄損されたか。こうした虚構の構図にメディアが加担していることに多くの国民がすでに気づき始めているという自覚もメディアにはあってしかるべきである。

 日本人や日本国が貶められれば、そのツケは結局私たちが負うのである。多くの視聴者はすでに、こうしたうさんくささをかぎつけている。戦争ならば賠償が発生しうる問題となることを忘れてはならない。なぜ戦争もしていない台湾で起こった「掃討戦」「武力衝突」をあえて「日台戦争」などと表現する必然性があったのか。まさかNHKは日本に戦争による賠償金を台湾に払うべきだとか考えているのだろうか。

 ■冒涜されたパイワン人の怒り

 《イギリスやフランスは博覧会などで植民地の人々を盛んに見せ物にしていました。人を展示する「人間動物園」と呼ばれました》

 そして問題点のもうひとつが、この「人間動物園」という表現である。意見陳述したパイワン族の長老、バジェルク・タリグ(華阿財)さん(71)の怒りもここに向けられる。

 NHKは、1910年の日英博覧会のパイワン族の写真に、「人間動物園」の文字をかぶせた。フランスの学者、ブランシャール氏らの共著「人間動物園」などを参考にしたという。

 番組では当時イギリスやフランスでそうした言葉が使われていたのかどうかも明らかにしていない。また日英博覧会には、パイワン族だけでなく、日本の村やアイヌの村、力士も参加していた。

 これを今も栄誉としている村もあり、「日本政府がパイワン族の実演を『人間動物園』と呼んだことはない」(訴状)、「パイワン族に対する人権問題」(出演者)というわけである。

 せっかくの機会なので、バジェルク・タリグ(華阿財)さんの意見陳述の抄録を述べておく。

 《放送を見ると、パイワン人の父祖が民族衣装に正装した写真に『人間動物園』という字幕がついています。しかしパイワン人が動物扱いされたり、見せ物にされた事実は断じてありません。

 この写真の人たちは、パイワン族の伝統を世界の人々に紹介したいという気持ちでイギリスに行ったのであって、踊りをしたり、生活の状況を演じたのは誇りを持ってやったことです。

 仮に動物扱いされたのであれば、相手が日本人であろうが、イギリス人であろうが命を賭して闘うのが、パイワン人の精神です》

 《私たちパイワン族の間では父や祖父の世代がイギリスに行ったことは今でも良い思い出になっています。ロンドンではイギリス人と交流があり、そのときに覚えた英語の歌が今でも歌い継がれているほどです。嫌々ながら連行されて屈辱的な仕打ちを受けたら、このようなことはあり得ません》

 ■NHKの傲慢

 《NHKは放送後、ホームページで『当時のパイワン族の人たちがどう感じたかは事実を左右しない』などと開き直っています。これは二重三重にパイワン族の名誉を傷つけるものです。

 『パイワン族は見せ物として動物扱いされながら、そのことを理解できずかえって喜んだ。NHKが客観的な事実を教えてやった今でも理解できず、今でも屈辱的な事実を良い思い出として喜んでいる』というのがNHKのホームページの見解です。

 これほどパイワン族の名誉を貶める意見があるのかと腸が煮えくりかえる思いです。私はNHKがパイワン人に対する人種差別と人権無視の事実を明確に認め、謝罪するまで絶対に許しません》

 補足すると、NHKのホームページには今も「パイワン族の人たち自身が当時どう受け止め、感じたかということは、『人間動物園』の事実を左右するものではありません。こうしたことは台湾の方々にとっても心地よいことでないことはもちろんですが、番組は当時の状況の中でおきた事実としてあくまでも客観的に伝えたものです」と書かれていて、ここをバジェルク・タリグさんは問題視している。実はパイワン人を差別し、見下している、民族の矜持(きょうじ)を踏みにじったのは、日本の過去の人々ではなくほかならぬNHKだ、と突きつけているのである。

 ■「人間動物園」と当時言ったのか

 NHKのいう「客観的事実」というのも、どうにも怪しく、客観的事実だと主観的(独断的)に言っているのではないだろうか。

 百歩譲って英国で植民地の人間を見せ物にする心ない仕打ちがあったとして、

それは日英博覧会での展示とイコールだったのか?

 博覧会で「人間動物園」と表記されていたのだろうか?

 日本がパイワン人を見せ物にしようとしたなら、なぜ日本の力士まで連れていったのだろうか?

 日英博覧会でのパイワン人の展示について当時から人道上の問題が指摘されていたとNHKのホームページには書いてある。帝国議会で、博覧会への参加が「人道上の大失態」だと取り上げられていたというのだが、そこでのやりとりにも「人間動物園」という表現は出てこない。

 また「人道上の大失態」だったとしても、まず問われるべきは英国側であって話は英国側が日本人とパイワン人の名誉を貶めたということを意味しているのではないのだろうか?

 なぜ日本だけを悪者に描くのか?

 裁判所に出された日英博覧会の関係書類には、何よりも博覧会参加にあたって日本側が「本邦(つまり日本、パイワン人の住む台湾も含めている)ノ品位」に意を払っていたとある。

 つまり、日本物品の製作実演もすれば、演劇や手品などもあり、パイワン族ばかりではなく、アイヌ人もその生活ぶりを見せるために普通に寝泊りしていたのである。戦いの踊りや戦闘の真似事もその中の一つで、日本の品位を損するような「余興」は「一切之ヲ許容」しなかったともある。パイワン族はむしろ「本邦ノ品位」を示すものとして披露されていたと書かれているのだ。

 後世の学者の後づけによる歴史解釈を無理筋でつなぎ合わせた番組だったのではないか。歴史への悪意はNHKにあったのではないか。こういう疑念は強まる一方である。

 ■後講釈による歴史断罪の怖さ

 最後にもう一言。こうした歴史を遡っての断罪が許されるなら、TV自体が将来「人権侵害装置」のごとく不当な断罪を受ける恐れは十二分にあるということだ。人を盛んに見せ物にする、それが「人間動物園」という後講釈が成り立つのであれば、NHKこそ「人間動物園」ではないのか。例えば毎週日曜日に全国各地で行われているのど自慢。司会者が「さあ、次は元気な若手消防団の皆さんです!」。

 「○番、仮面舞踏会!」と始まり、派手なコスチュームとアクションを伴い、途中まで張り切り過ぎた歌を聞かされ、あえなく鐘が「か〜ん」。再び3人が大袈裟にずっこけ、会場がドーっと沸きかえる。「元気な仲良し3人組でしたあ」と淡々とコメントして次へ、といった具合である。

 いい笑いものである。「アジアの一等国」としてこんな痛い映像を見せられる(それでいて結構見ていたりする)のだが、これは「人間動物園」ではないのか?

 もしかして「消防団の皆さんがどう受け止め、感じたかということは、『人間動物園』の事実を左右するものではない」のか。

 ドゥーモ君のかぶり物を着せられた方も実に気の毒なもんである。ノッポさんに至っては長寿番組の最後にわずかに発言が許されるという酷い仕打ちだし、大河ドラマにいたっては殺戮(さつりく)映像のオンパレードになりかねない。

 改めて問うがJAPANデビューの今回の番組は、自分たちで描いたストーリーで歴史を両断するために、言葉を弄びつつ歴史を通り過ぎていった多くの人々の営みや尊厳というものを軽んじ、踏みにじっていないだろうか。こうした冒涜(ぼうとく)が許されるなら、今のNHKだって後世、“不当”な断罪を受けてもおかしくはないということである。それがNHKの矜持に照らして受け容れられる類のものかどうか。よくお考えいただきたいものだし、とりわけパイワン族の方々に自分たちがやっている仕打ちがいかなるものか、ぜひもう一度問い直していただきたいと願っている。(社会部専門職)

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